北朝鮮で女性犯罪が急増…金持ちを餌食にする「毒婦」たち

北朝鮮当局も「女性犯罪」の増加には神経をとがらせているようだ。今年2月、平壌で次のような警告が出された。

「金に目が眩んだ一部の女性が社会主義一心団結を傷つけて社会への不信感と不和を煽っている」

表現自体は、いかにも北朝鮮っぽいが、要は「オンナ詐欺師」による大型詐欺事件が発生したから気をつけろということだ。実際、北朝鮮のある女性は、自らの類い希なる美貌を利用して、富裕層の男性から多額の現金を巻き上げたという。まさに資本主義社会顔負けの「オンナ詐欺師」っぷりだ。

また、北朝鮮の清津市では、役所に勤める事務係の女性が、地域住民から多額の金をだまし取る事件や、麻薬取引に関与していた警官の妻が、証拠隠滅を図り、取引関係者の二人に「毒入りスンデ(腸詰め)」を食べさせて毒殺する事件も発生。こちらは、まさに北朝鮮版「毒婦」といったところか。