金正恩氏視察先の工事現場が崩壊…死傷者多数
北朝鮮では、手抜き工事の横行などにより、建物の崩壊や建設現場での死亡事故が多発している。この9月中旬には、金正恩党委員長が視察した工場で深刻な事故が起きた。
(参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故)金正恩氏は今年7月、北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)で複数の現場を視察。その中のひとつ、清津(チョンジン)かばん工場を訪れた金正恩氏は、関係者に対して手厳しい批判を加えた。朝鮮中央通信は、その時の様子を次のように伝えている。
「最高指導者は、清津かばん工場を建設した時から1年半になるまでデザイン室も設けず、製品陳列室も汚いまま放っているのを見れば確かに道党委員会の活動に問題があると深刻に批判した」
(参考記事:金正恩氏、咸鏡北道で経済部門を集中視察…工事の遅れで内閣を叱責)きつい指摘に、関係者は震え上がったはずだ。