金正恩氏視察先の工事現場が崩壊…死傷者多数
「咸鏡北道党委員会は朝鮮労働党が次代教育事業をそれほど重視し、生徒・学生に必要なものを全てわれわれのもので与えるために発起した事業を疎かにし、かばん工場を能力に合わせて新たに建設すべきだという党の方針を丁重に受け入れず、清津再生繊維工場建物の粗末な部屋を空けてかばん生産拠点を汚く設けることによって、地方のかばん生産実態を調べるために訪れた最高指導者に大きな心配をかけた」
かばん工場の幹部は、重罰を免れないと見られている。事故を起こしたことも問題だが、北朝鮮では最高指導者の指示に背いたり、その権威を傷つけたりしたら政治的な事件として扱われるからだ。
(参考記事:金正恩命令をほったらかし「愛の行為」にふけった北朝鮮カップルの運命)また、女性労働者を死なせたこともさることながら、女性を工事に動員した行為そのものが問題になる可能性が高いというのが情報筋の見立てだ。しかし、労働者の安全や建物の質を軽視する北朝鮮版やっつけ工事「速度戦」や、安全設備の不備などの責任は問われないようだ。
(参考記事:金正恩氏の背後に「死亡事故を予感」させる恐怖写真)