【写真】北朝鮮の国民的美少女・洪英姫と映画「花を売る乙女」

北朝鮮の市場で「花を一輪」売る女性たちが増えたが、彼女たちは売春をする女性たちだ。「民衆革命」を訴える「花を売る乙女」ではなく、逆に生活のために売春せざるをえない「花を売る女性」が現れているのが今の北朝鮮の現実である。

「花を売る乙女」の映画製作を主導したのは正日氏だ。そして体を売る悲しき「花を売る女性」を生み出したのも正日氏だ。金正日体制は映画に出てくる「悪徳地主」の如く、北朝鮮住民を搾取し収奪し売春せざるを得ない生活苦に追い込んでいる。

汚れたチマ・チョゴリに身をまとうコップニの目には、最後に希望に満ちた光が込められる。しかし、今の北朝鮮の「花を売る女性」の目には日々の生活苦の焦燥と絶望感こそあれ、抑圧階級への怒りに満ちた光は込められていない。

いつになれば北朝鮮の革命を訴える「花を売る乙女」は現れるのか。その日が早く来ることを願ってやまない。