脱北兵士の物乞いに悩まされる中国の住民たち

「夜に店を閉めると、北朝鮮の国境警備兵が、わざわざ警備艇に乗ってやって来るんだ。そして『食べ物をくれ、タバコをくれ、ビールをくれ』など、次々と要求してくる」

この住民によると、知らないふりをすれば、懐中電灯の光を当ててきたり、窓ガラスに石を投げたりするので、仕方なく要求に応じているとのことだ。

「しばらく来ない時期があっても、思い出したようにまたやって来る。もう店を売り払って引っ越したいよ」(食堂を営む住民)

中国メディアは報じず

同じ村に住む別の住民も、北朝鮮の国境警備兵の要求を突っぱねたため、川に停めておいた漁船からエンジンや部品を盗まれたり、網を切られたりする嫌がらせを受けた。