女性に「手錠と猿ぐつわ」で…北朝鮮「秘密警察」の極悪手口

キムさんは戒護員を振り切って逃げて駐車場に身を隠したが、再び捕まり性的暴行を加えられた。それも1人が部屋の外で見張りをしている間に、もう1人がキムさんに猿ぐつわを噛ませて手足に手錠をかけて殴りつけ、気絶させた状態で事に及んだというのだ。

翌朝、留置場で気絶した状態で発見されたキムさんは、病院に搬送されて取り調べを受けているという。キムさんの家族は事件のことを知り激怒した。

「キムさんは病院に見舞いにやってきた家族から弁当を受け取ったが、弁当箱を返すときに、戒護員から性的暴行を振るわれた、上級機関に告発して人権侵害の実態を暴露し、取り調べ担当者を変えさせてほしいと書いたメモを入れて家族に知らせた」(情報筋)

家族は、キムさんの要望通りに上級機関の咸鏡北道保衛部に告発しようとした。