あっという間に300人が死亡…北朝鮮の交通事故が壮絶な理由
北朝鮮では、当局の安全対策の不備により、大規模な死亡事故が繰り返し起きてきた。
最も深刻なのが、建設現場での事故だ。北朝鮮では最高指導者の誕生日など、国家的な記念日に間に合わせるため、「速度戦」と呼ばれる突貫工事が行われているが、あまりに無茶な工期設定のため、数十人から数百人規模の死亡事故が起きてしまうのだ。
また、軍需物資など危険物の管理不備による事故も繰り返し発生しており、それによる民間人の死傷者も多数に上っている。
(参考記事:通勤列車が吹き飛び3000人死亡…北朝鮮「大規模爆発」事故の地獄絵図)もちろん、交通事故も深刻で、今年の春先には歴史に残るほど多数の人が、あっという間に犠牲になる悪夢のような1日があった。