「幹部が遊びながら殺した女性を焼いた」北朝鮮権力層の猟奇的な実態
醜聞の主人公は、ほかならぬ金正日総書記だ。ある有名女優との不倫関係が父・金日成主席にばれるのを恐れ、罪を着せて銃殺してしまったという内容だ。
(参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇)
北朝鮮の政務と人事の一手に握る同国最強の権力機関、朝鮮労働党組織指導部。そのトップに就任したと報じられ、メディアではよく「北朝鮮のナンバー2」などの呼び方をされる崔龍海(チェ・リョンヘ)党副委員長は、最近、影が薄い。米国や韓国との対話でキーパースンとなっているのは金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長であり、崔氏はどうやら「国内担当」であるためのようだ。
金正恩党委員長が重要な外交で金英哲氏を使い、崔氏を外すのは何故か。一義的には金英哲氏の能力を買ってのことだろうが、崔氏の「前科」のためでもあるのかもしれない。崔氏は過去、女性スキャンダルでたびたび金正日総書記の不興を買い、権力中枢から遠ざけられていた時期がある。その変態的なエピソードは北朝鮮国内でも広く知られているとされ、当然、米CIAなども承知しているはずだ。
(参考記事:美貌の女性の歯を抜いて…崔龍海の極悪性スキャンダル)
そんな質の悪い幹部を、米国の大統領の前に出すなどみっともなくてできないということだろうか。