【写真】側近の死に「泣き顔」の金正恩氏

北朝鮮の国営メディア「朝鮮中央通信」によると、朝鮮労働党の金養建(キム・ ヤンゴン)書記(享年73才)が12月29日未明、交通事故で死去した。金養建氏は、韓国との交渉経験も豊富で、北朝鮮外交のキーパーソンのひとりだった。

金養建氏の遺体と対面した金正恩氏/2015年12月31日付労働新聞
金養建氏の遺体と対面した金正恩氏/2015年12月31日付労働新聞

一部では「交通事故死」の発表を、額面通りにとらえて良いものか、との指摘も出ている。かつて北朝鮮国内の権力闘争とのからみで、自動車事故を装った「謀殺説」が出回っていたためだ。(参考記事:北朝鮮、9ヶ月間で労働党幹部3人死亡のミステリー

悲しそうな正恩氏

しかし筆者は、今回の件は交通事故だったと見ている。