【動画】吹き飛ぶ韓国軍兵士…北朝鮮の地雷が爆発する瞬間

朝鮮人民軍(北朝鮮軍)は2015年4月から、DMZで不審な動きを見せていた。軍事境界線の西部から東部までにわたり、5人~20人単位で近接偵察と何らかの作業を繰り返していたのだ。

最近の木箱地雷は、プラスチックが使用された改良種もあることがわかった。木やプラスチックの材質のため、地雷探知に主に使用される金属探知機で発見することができず、危険だ。

特に、夏場は多くの雨により北朝鮮側が設置した木箱地雷が流失され韓国側へ流れてきて民間人の負傷者が発生することもある。また、松の木で作られているため、最近作られた地雷であるほど強く松脂の匂いがするのが特徴だ。

DMZでは近年、北朝鮮の兵士が徒歩で南側に入り、亡命するなどの出来事が相次いでいた。そのため韓国側では当初、北朝鮮が兵士の脱北防止のために地雷を埋設しているものと見ていたフシがある。しかし、自軍兵士が負傷したことにより、事態は一転して南北の対決モードに突入してしまった。

韓国軍が報復措置として、軍事境界線付近での拡声器による心理戦「対北朝鮮拡声器放送」を11年ぶりに再開すると、北朝鮮が「準戦時状態」に突入。南北が砲火を交える事態に発展した。

つまり、対人地雷を仕掛けた北朝鮮側に韓国を攻撃する意図はなく、韓国側も薄々それがわかっていながら、後戻りできなくなってしまったという構図だ。(関連記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導】