北朝鮮「美女応援団」の興奮を抑えるために金正恩氏がしていること
経済的な負担が非常に重いからだ。
「応援団のユニフォーム、靴、応援グッズは国が準備するが、その費用は参加者に請求される。1人あたり数百ドルを超える」(平壌在住の華僑)
さらに辛いのは帰国後に待っている思想的な総和(総括)だ。
「帰国後は数日に及ぶ厳しい思想総和を受ける。南朝鮮で見たこと、聞いたことを口外したら、一家が滅びることにもなりかねない」(平壌在住の華僑)
周囲に話したことがバレれば、平壌市民としての地位を奪われ、地方に追放されるのである。北朝鮮当局にとっては、韓流好きの彼女らの興奮を抑え込むためにも、キツイ思想教育が絶対に必要なのだ。
(参考記事:亡命した北朝鮮外交官、「ドラゴンボール」ファンの次男を待っていた「地獄」)すでに、様々なルートで韓国社会の情報が入るようになっている北朝鮮だが、実際に行ってきた人による生の情報は非常に少ない。そのため彼女らが口を開けば、大量の情報が口コミネットワークに乗り、北朝鮮国内に拡散することになる。北朝鮮当局はそれを恐れているのであり、今回の五輪参加は金正恩氏にとっても、それなりにリスクを伴うものなのだ。