北朝鮮でも「クーデター未遂」が起きていた
北朝鮮は、ことあるごとにそれらの出来事に言及し、韓国政府に対する非難の材料に使っているのだが、それがとんだお門違いであるのは言うまでもない。北朝鮮国内にも、体制に対する反発は昔からあった。北朝鮮の情報統制があまりに厳しく、なかなか外部に知れなかっただけだ。
最近ではあまり語られることがなくなったが、北朝鮮でも何度かクーデター未遂が起きている。1992年には、軍のソ連留学組のエリートが中心となり、金日成・正日親子の暗殺を計画。1994年には朝鮮人民軍第6軍団が蜂起を計画したが、いずれも実行前に抑え込まれている。
(参考記事:同窓会を襲った「血の粛清」…「フルンゼ軍事大学留学組」事件)(参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」)
これらの他に、「もしかしたら」と思わせる出来事もあった。