「殴られ、下着姿で夜逃げした」北朝鮮女性、人身売買被害のを語る

しかし、中国の公安当局にとってはそのことよりも、彼女たちが北朝鮮人であることの方が重要なようだ。捕まったが最後、北朝鮮に強制送還されてしまう。そして、集結所や労働鍛錬隊(軽犯罪者を収容する刑務所)に入れられ、過酷な日々を送ることになる。

(参考記事:刑務所の幹部に性的暴行され、中絶手術を受けさせられた北朝鮮女性の証言

44歳のパク・チョンファさんは、人身売買ブローカーの手で中国人男性に売られる前に逃げ出した。

「人身売買された女性は、北朝鮮で社会の最底辺にいた人々だ。私は中国に行って、いい男性に出会い、コメを腹いっぱい食べることを夢見ていた。中国では家畜ですらコメを食べていると聞いたから」