北朝鮮の厳しい冬「国の電気に頼れば凍死」
デイリーNKは、2012年に韓国に入国したキム・ヨンミ(47才仮名)さんに北朝鮮の「冬の過ごし方」について聞いてみた。
ー北朝鮮で冬を過ごすために最も大切なものは?
なによりも「薪」だ。一般的に北部地方では、「薪」が使われ、中部地域では「石炭」が使われる。南へ下ると「稲」も使われると聞いたことがある。私が住んでいた中部地域では、かつては当局から「石炭」の配給があったが、今ではまったく配られず、自前で買わなければならない。通常は、8月15日を過ぎると少しずつ寒くなって、9月からは市場で「石炭価格」は少しずつ上がっていく」
ー石炭を主に使う場合、マンションでは不便ではないか?
地方のアパートには、「かまど」があるので、これを石炭暖房に使う。部屋まで石炭を上げて運ぶのは、大変だがこれはその家の息子の日課でもある