北朝鮮で児童への性犯罪が深刻…「表面化していないだけ」
家族のみならず軍部隊に大きな衝撃を与えたこの事件の犯人は、同じ部隊に勤務する兵士だった。兵士は父親に会いに来たオクリョンちゃんを裏山に連れ込み、性的暴行した後に殺害し、死体を遺棄した。兵士は軍事裁判にかけられ、殺人及び未成年略取の刑で公開処刑された。(証言:2000年に脱北したオク・スヨン氏=仮名)
【事例2】1990年代中ごろ、平安北道チョンジュ郡に住む少女、クンヒちゃん(仮名)が義理の父親により、長期に渡り性的虐待を受けていたことが発覚した。
当時は「苦難の行軍」と呼ばれる食糧難の時代であり、クンヒちゃんの母親は食べ物を探すため家を留守にすることが多かった。