北朝鮮、故金正日氏追悼期間中に飲酒した軍幹部を迫撃砲で処刑

激しく損傷した遺体を見せつけられた人の中には、心臓発作を起こし病院に運ばれたり、数日間家に引きこもったりしたという。ある人は「こんな殺伐とした雰囲気では、貿易などできない、下手をすると私も死ぬかもしれない」と述べ、辞表を提出したという。

北朝鮮の人々の間で「連射事件」と呼ばれているこの処刑について、その事情をよく知る元幹部の脱北者は次のように語った。

「北朝鮮では銃殺が頻繁に行われるため、人びとは感覚が鈍ってしまっている。そのため、恐怖を与えるためにわざと残酷な方法を使った。貿易に関連して違法行為を行えば、無慈悲に処刑するというみせしめだ」