北朝鮮で「餓死者発生」との情報…金正恩体制の動揺につながるか
「苦難の行軍」は、いつでも再発し得るのだ。
(参考記事:「街は生気を失い、人々はゾンビのように徘徊した」…北朝鮮「大量餓死」の記憶)
実際に2012年には、穀倉地帯の黄海南道(ファンヘナムド)の食糧を、当局が根こそぎ徴発してしまったため、青丹(チョンダン)、白川(ペチョン)、延安(ヨナン)などを中心に、多数の餓死者が発生した。犠牲者数は2万人とも言われ、1日で1000人以上が餓死した日もあったと伝えられている。
このような事態がまたもや繰り返されることになれば、金正恩体制の動揺につながる可能性もある。