「夫が軍隊で酷い目に」…北朝鮮「巨大風俗街」で聞かれる悲しい話
国境を流れる鴨緑江を挟んで中国と向かい合う北朝鮮の新義州(シニジュ)。中朝貿易、国内物流の拠点だけあって、各地から多くの人とカネが流れ込む。それに導かれるようにして、多くの女性が集まってくる。
現地の内部情報筋によると、市内の閘門旅館の前では、20代と思しき女性たちが通りかかった男性に「マッサージはどうですか」としつこく勧める。売春の斡旋だ。
バスターミナルで
交渉がまとまれば料金を支払う。新義州での相場は、20代女性150元(約2460円)、30代女性100元(約1640円)だ。斡旋をする女性はそこから20元(約330円)を受け取る。20元でコメ4キロに相当する額だから、保安員(警察官)への付け届けを払っても、かなりいい稼ぎとなる。
北朝鮮にはラブホテルが存在しないため、「待機宿泊」と呼ばれる民泊で事に及ぶ。
(参考記事:男女密会に殺人事件も…北朝鮮版「民泊」のアブナイ実態)