北朝鮮「拉致組」が潜む「魔のホテル」で行われていること
彼らによる犯行の事例として挙げられるのが、昨年起こった韓国在住の脱北者の拉致事件だ。
この脱北者は、北朝鮮の貿易業者と会う目的で丹東郊外の虎山長城に向かったが、貿易業者を装った保衛省の要員に拉致されてしまったとされる。虎山長城は中朝国境沿いにあり、人気観光地とは言え場所によっては人気(ひとけ)が少ないことから、拉致に適した地点と言えよう。
中朝国境から離れた地域でも拉致事件が起きており、現地の状況は非常に緊張していると情報筋は述べた。
(参考記事:脱北支援者「惨殺事件」が発生…北朝鮮国境に謀略渦巻く)