金正恩氏「核の脅し」の演出過剰さがバレてきた

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は12日付で、新たな国連制裁決議発表後の3日間で、全国で大学生や女性を含む347万5千人が朝鮮人民軍(北朝鮮軍)への入隊を嘆願したと報道。「祖国決死守護の聖戦に総決起している」と強調した。

347万人と言えば、北朝鮮が現有する兵力の3倍にもなる数である。

北朝鮮ではいま、社会全体の食糧事情が好転しているのに軍だけが取り残され、食糧難に陥っている状況がある。将官や将校が余りの薄給に耐え切れず、兵士用の配給を横流しすることで生活費を確保しているからだ。そのため、兵士たちはまともな食事にありつけず、栄養失調になる者が後を絶たない。