「牛乳風呂」をたのしむ北朝鮮の上流階級
いまのところ、そんな暮らしをしている人の存在は、平壌の市民でも一部でしか知られていません。また、地方の人には一切知られてはいけない。みんな怒って立ち上がるでしょうからね。徹底的にベールに隠されています。
例えば、上流階級の家には北朝鮮では見たこともないような珍しいフルーツがいっぱいあります。地方から親戚が遊びに来たら、フルーツやら美味しいものを腹いっぱい食べさせます。しかし、絶対に持ち帰らせることはないんですよ。証拠になるからです。でも、持ち帰らせないから、親戚が地元で誰かにそういう話をしても、相手は信じようとしないわけです。
では、そういう人たちはどのように生計を立てているのだろうか。