性的搾取の末に「要らなくなったら転売」…北朝鮮女性の悲劇

英国で脱北難民支援運動を行っている脱北女性のパク・チヒョンさんは最近、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙の取材に対し、売られた脱北女性が「転売」されるケースが頻繁に起きていると証言した。その理由は単に「要らなくなった」というものだ。

パクさん自身も、1998年に中国の農民に5000元(当時のレートで8万円前後)で売られた人身売買の被害者だ。

また、中国人男性と脱北女性との間に生まれた子どもの問題も深刻だ。中国政府は2009年から、これらの子どもに身分証明証を発行するようになったが、無国籍状態で依然として学校に通えず、貧困から抜け出せずにいる。また、母親が逮捕される場面を目撃しトラウマを抱えたり、母親がいなくなって孤児になったりする子どもたちも多い。

(参考記事:「中国人の男は一列に並んだ私たちを選んだ」北朝鮮女性、人身売買被害の証言