韓国の人権政治家は北朝鮮の「国民虐待」を見逃していたのか

北朝鮮の人権問題に絡み、韓国政界である疑惑が持ち上がっている。2007年の国連での人権決議案の採択に際し、当時の盧武鉉政権が北朝鮮に意見を求めた後に棄権したのではないか、との声が出ているのだ。

北朝鮮の国家的な人権侵害については、日米やEU、そして韓国の現朴槿恵政権も追及を強めている。また、北朝鮮の金正恩党委員長は、人権問題の厳しい追及を受け、国際社会の表舞台に立てなくなったことへの絶望から、核兵器開発とミサイル発射の暴走を続けていると見ることもできる。

(参考記事:北朝鮮「核の暴走」の裏に拷問・性的暴行・公開処刑

「同胞を見殺し」

いまや、北朝鮮の人権侵害追及は民主主義を標榜する国々の間では主要な国際問題のひとつになっており、韓国がそれに背を向けていたとすれば、由々しき問題と言える。