金正男氏毒殺「疑惑の施設」で正恩氏が見せた「満面の笑み」
ちなみに同研究所を巡っては、米ジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」が同年7月9日、「生物兵器の生産が可能」であると指摘するメリッサ・へナム不拡散センター研究員の論文を掲載。北朝鮮が猛反発する一幕があった。
(参考記事:北朝鮮「生物兵器を生産」の指摘に激しく反発)
他方、朝日新聞は24日、情報関係筋の話として、正男氏殺害の中心と見られるのは北朝鮮の偵察総局19課で、同課のチェ・スンホ課長は、1997年に正男氏のいとこで韓国に亡命した李韓永(イハニョン)氏がソウル市郊外で射殺された事件で、実行犯の一人だったと報じた。
(参考記事:「喜び組」を暴露され激怒 「身内殺し」に手を染めた北朝鮮の独裁者)今後、正男氏の死因が特定され捜査が一段と進めば、このような背景がより鮮明に浮かび上がってくる可能性がある。