北朝鮮「逃げ切り」に自信か…金正男氏殺害、20年前も逮捕免れる
マレーシア駐在の北朝鮮大使館は22日、金正恩党委員長の異母兄・金正男(キム・ジョンナム)氏――同大使館は「キム・チョル」と主張――殺害事件と関連し、プレスリリースを配布。現地の警察当局による捜査に強い疑問を提起し、逮捕されたベトナムとインドネシアの女性容疑者らと、北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者の釈放を求めた。
正男氏息子を「指名手配」も
大使館はプレスリリースで、「事件発生から10日が過ぎたが、マレーシア警察は逮捕した容疑者からどのような証拠も見つかっていない」とし「マレーシア当局が韓国や海外メディアによる根拠のない主張に影響を受けていないのなら、捜査において北朝鮮を尊重しなければならない」と主張した。