金正恩氏を悩ます「大阪の血脈」と「最愛の妹」の危機
労働新聞の写真などを見ると、与正氏はいつも明るい笑顔を浮かべており、いかにも仲の良さそうな兄妹だ。また、その自然体の表情は、「話の通じる人物なのではないか」との期待を、一部の北朝鮮ウォッチャーに抱かせていたりもする。
とはいえ彼女が、北朝鮮において「普通の人」でないのは確かだ。昨年5月には、彼女の学生時代の友人らが、些細な言動のために「大量失踪」した事件もあった。
(参考記事:金正恩氏実妹・与正氏の同級生がナゾの集団失踪)そして今年、遂にというべきか、与正氏も制裁指定の対象とすべきとの声が、韓国や米国から出てくるようになった。