北朝鮮空軍「エジプト極秘派兵」はイスラエルに見破られていた
6月初頭、北朝鮮のパイロットたちがエジプトに到着し始め、7月中に彼らが所属する飛行中隊の編成が終わった。
その空軍部隊は、エジプトにとっては小規模なものであった。シャーズィリーの回顧録によると、パイロット30名(英語版では20名)、航空管制官8名、通訳5名、指揮官3名、医者と料理人が各1名であった。
ソ連が引き上げたパイロットが約100名であったことを考えれば、シャーズィリーが「おそらく歴史上最も小さな国際援軍」と評価したように、エジプトにとっては小規模なものに感じたことは間違いないであろう。