【写真】金正恩が派兵の「血の代償」としてプーチンにつかまされた“ポンコツ対空兵器”

北朝鮮が建造中の新型駆逐艦には、パンツィリと酷似した艦載型防空システムが搭載されている。短距離ミサイルと機関砲を組み合わせた構成やレーダー配置は、ロ朝間の軍事技術協力を強く示唆するが、そのモデルとなった兵器の性能が実戦で否定された以上、北朝鮮艦の防空能力にも根本的な疑問符が付く。

北朝鮮はロシア西部クルスク州への派兵を通じ、数千人規模ともされる死傷者を出したとみられている。前線に投入された部隊は激戦に巻き込まれ、戦死通知の増加に国内では動揺が広がっているとの情報もある。こうした「血の代償」と引き換えに、北朝鮮はロシアから軍事技術や装備の供与を引き出したとされるが、その成果物が、すでに戦場で通用しない「ポンコツ兵器システム」であるとすれば、事実上の“詐欺的取引”との批判は免れまい。

北朝鮮の新型駆逐艦に搭載されたロシア製パンツィリMEに酷似した防空システム(朝鮮中央通信)

もっとも、北朝鮮も同様に不良弾薬をロシアに供給してきた経緯もあり、どっちもどっちと言えば言えるのだが。

(参考記事:【写真】「北朝鮮の不良弾薬が暴発し吹き飛ぶロシア兵」衝撃の瞬間

いずれにせよ、「大量・低コストの無人機による飽和攻撃が主流となる現代戦において、高価な迎撃兵器で対抗する従来型防空は、もはや構造的に不利な立場に置かれているとされる」と、ある韓国の専門家は指摘。「ドローン戦争に適応できない防空システムは、実戦では標的に過ぎない」とも言う。

「ロシア・中国製防空システム」への深刻な疑問

米国とイスラエルによる対イラン軍事作戦を受け、中国製防空システムの実戦性能に対する懸念が国際的に広がっている。特に、イランが導入しているとされる中国製長距離地対空ミサイルHQ-9が、米イスラエルの大規模攻撃をまったく阻止できなかった可能性が指摘が、中国を含む海外メディアの報道でなされている。