金正恩氏のセコい手口に被災地からブーイング
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、会寧(フェリョン)市や茂山(ムサン)郡など、革命戦跡地が集中している地域、とくに金正日氏の生母である金正淑(キム・ジョンスク)氏の故郷の復旧が、優先的に行われている。
しかし、大半の作業員がショベルやツルハシも供給されず、ほぼ手作業での復旧作業を強いられている。北朝鮮の工事現場などでは安全を無視した無茶な工期短縮が行われ、その結果、過去には悲惨な事故が起きている。今回の現場でも同様の大事故が起こりかねない。
(参考記事:北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図)中学生男女が「野外」で…
また、北朝鮮当局は、水害復旧資金に充てるため、「衷情の復旧戦闘」と命名して住民たちから支援金を要求。さらに、市内の中学生たちに「米1kgずつ出せ!」という指示を出した。