「迷惑だ」プーチンからの贈り物に北朝鮮国民ブチ切れ
STによれば、韓国の衛星画像分析専門家、チョン・ソンハク韓半島安保戦略研究院画像分析センター長は28日、安全保障専門のインターネット番組「コード-Q」に出演して、北朝鮮は深刻な食糧難に陥る恐れが強いと指摘。現在の北朝鮮経済は「崩壊の前兆」を示していると警鐘を鳴らした。
自給は不可能
北朝鮮当局は派兵を決定するにあたり、ロシアの食糧・エネルギー支援により慢性的な経済難を打開できると国内向けに宣伝してきたとされる。しかしチョン氏が解析した衛星データではこうした期待が外れたことが示唆されている。
チョン氏は「もしロシアからの食糧支援があれば、国境地域の物流拠点や輸送ルートで明確な動きが確認できるはずだが、いまのところ痕跡は一切ない」と述べたという。さらにSTによれば、今年の農業生産量は平年並みにとどまり、自給による不足分の補填は不可能な状況だと分析されている。
