「金正恩は終わる」と予言…北朝鮮の人々がハマる占い師たち
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、2016年頃には金正恩氏の運は2019年に尽きるという、「金正恩2019年終末説」が流布したこともあった。
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、清津(チョンジン)在住のある人は最近、亡くなった家族が何日も続けて枕元に立ったことで不安を覚え、近所の占い師を訪ねた。ところが、占い師の家の前には夜明けから行列ができており、しばらく待ってやっと20ドル払い、占ってもらうことができたという。
ほかに頼れるものがない
朝鮮では昔から「解夢」と言う夢占いが行われているが、死んだ人が枕元に立つ夢は、状況によって吉とも凶とも取れる。そのため、不安を覚えて占い師のもとに駆け込むのだという。(参考記事:厳しい取り締まりが煽る北朝鮮の「占いブーム」)