「捕虜になった北朝鮮兵」家族はこうして殺される
韓国への亡命は国家への反逆と見なされる可能性が高く、家族に対しても連座制が適用されるかもしれない。
北朝鮮当局としては、本来ならば、「ロシアへ派兵した軍人が捕虜となり、敵に寝返った」などということを、国内で大々的に宣伝したくはないだろう。そのため、軍人の家族は深夜に音もなく連れ去られ、収容所送りにされるかもしれない。そうなると、生きて出てくるのは絶望的だ。(参考記事:北朝鮮の15歳少女「見せしめ強制体験」の生々しい場面)
ただ、そのようなやり方だと、残された家族がどんな酷い目に遭うかが前線の兵士によく伝わらず、亡命の抑止効果が限定される。そのため敢えて、公開処刑が行われる可能性もある。
しかし現時点では、北朝鮮が捕虜となった兵士の家族をどのように処遇するかについて明らかになった事実は何もなく、すべての見方は憶測にすぎないことを断っておく。