金与正を批判し相次ぎ失踪「家族ごと一夜にして消えた」

北朝鮮の金正恩総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長を批判した黄海南道(ファンヘナムド)の住民2人が保衛部に逮捕され、その家族までが行方不明となる事件が最近発生したと、デイリーNKの内部情報筋が伝えている。

道内の海州(ヘジュ)市在住の情報筋によると、「先月中旬、金与正同同志が平壌への『無人機浸透事件』と関連して出した談話文を見て批判的な発言をした市内の住民2人が、保衛部に逮捕された」とし、「その後、彼らの家族までが行方不明になったことで、地域の人々が不安を覚えている」と伝えた。(参考記事:「泣き叫ぶ妻子に村中が…」北朝鮮で最も”残酷な夜”

「でしゃばり」発言で

情報筋によると、保衛部に逮捕された2人の住民は、国家に対する批判的なことも話し合える親しい間柄だった。