「泣き叫ぶ妻子に村中が…」北朝鮮で最も”残酷な夜”
そのため、近隣住民に目撃され、噂が一瞬のうちにして広がった。
このときには、連行にきた保衛員(秘密警察)と一家の妻がもみ合いになり、妻は殴る蹴るの暴行を加えられたという。
朴元部長の妻子やこの家族がどの管理所に送り込まれたのかは不明だが、過酷な運命が待ち受けていることは想像に難くない。
(参考記事:若い女性を「ニオイ拷問」で死なせる北朝鮮刑務所の実態)
管理所には、刑期が定められ釈放がありうる革命化区域と、一生釈放が許されない完全統制区域があるが、前者であっても生きて出てこられる確率は高いとは言えない。
ちなみに、これまでに北朝鮮から逃れてきた脱北者の中には革命化区域出身の人々はいるが、完全統制区域の出身者は1人もいないと見られる。