欲望を抑えられず…北朝鮮の男女4人「禁断の行為」で公開処刑

北朝鮮で、このところ小康状態にあった韓流コンテンツの取締りが、再び厳しくなっている。

北朝鮮当局が規制強化に乗り出さざるを得なくなった理由のひとつは、現地で「儲かる商売」が見当たらないことにあると思われる。北朝鮮当局はコロナ禍以降、密輸の摘発を強化している。だが、市場での商いで生計を立てる庶民の多くは、何らかの形で密輸に依存して生きていたのだ。

夫婦の「怪しい商売」

それができないとなれば、いっそう非合法な商売に手を出さざるを得なくなる。

たとえば以前、平壌市内の兄弟山(ヒョンジェサン)区域にチャン氏と妻の夫婦が暮らしていた。「偽タバコ」の製造販売で財を成したチャン氏夫婦は平屋の自宅を2階建てに改造し、隣家に立ち退き金を払って買い取るなどして、家を増築した。敷地内に設けた工場で、3〜40人の従業員を雇い入れ、偽タバコの製造に当たらせていた。