北朝鮮サッカー代表「負けて炭鉱送り」は本当だった…W杯で決勝点の「英雄」にも容赦なし

「北朝鮮北部の咸鏡北道に、褐炭の生産地として名高い阿吾地(アオジ)炭鉱がある。この炭鉱に、1967年のある日、3人のサッカー選手が送られた」

この3人の名は朴斗翼(パク・トゥイク)、申英奎(シン・ヨンギュ)、そして李賛明(イ・チャンミョン)だという。いずれも1966年W杯でアジアの国家として初めてベスト8入りした選手たちである。中でも朴斗翼は、グループリーグ最終戦のイタリアとの試合で決勝ゴールを決めた英雄だ。

「現地女性と」

李記者の記事は、当時その炭鉱で働いていた脱北者の文敏男(ムン・ミンナム)さんにインタビューしたものだ。彼らが炭鉱送りになったのは「負けたから」ではなかった。