「迷惑だ。余計なことを」プーチンからの「贈り物」にブチ切れ状態の北朝鮮国民

「文化、芸術の本質的価値は、観劇する人に楽しみを与えるもので、強制観劇はそのような価値を阻害する行為だ」(情報筋)

要するに、つまらないものを、カネを払わされてまで観劇させられたことが不満ということだ。若者や学生たちは、職場や大学に割り当てられ、無理やりチケットを買わされ、大切なプライベートの時間を奪われたことに、「余計なことを。頭に来る」「迷惑だ」「なぜ国はここまでするのか」との反応を示した。

(参考記事:北朝鮮の女子高生が「骨と皮だけ」にされた禁断の行為

そもそも北朝鮮で暮らしていて、庶民がクラシック音楽を耳にすることはほとんどないとされる。表では金氏一家を称える歌ばかり聞かされ、裏ではK-POPやトロット(韓国の演歌)を聞いている。よほど感覚の優れた人でもない限り、知らないものを聞かされても興味が湧かないのは仕方のないことだろう。