北朝鮮の水害被災地で「将軍様の肖像画」守り高校生ら13人死亡

しかし、今のところ北朝鮮の国営メディアには取り上げられていない。地元当局は、復興を最優先して彼らに対する「忠誠評価事業」をまだ始めていないのだ。それはおろか、遺体すらまだ見つかっていない。

当局者は、先代指導者の肖像画を守るために命を落とした人を賞賛することと、「10月10日の朝鮮労働党創建記念日までに復旧を終えよ」という金正恩党委員長の指示を守ることを天秤にかけて、より忠誠心がアピールできるのはどちらかを考えた結果、後者の方を優先したようだ。

文字通り「首が飛ぶ」

当局の冷淡な対応に対して、遺族は抗議もできずにいる。