金正日の「女性に対する特別な趣向」見せた大紅湍事件

北朝鮮には、「熱誠が悶着」という流行語があるが、こうした場合に使われる。大紅湍事件は、党幹部はもちろん、一般住民にまで災いを及ぼした。

保安員(警察)と、労働者で組織された監視隊(治安維持のために作った巡察隊)まで動員され、全国的に「将軍様ヘア」は取り締まられた。

くせ毛の住民までも取り締まられ、罰として通行量が多い通りに立たされた。職場では思想闘争のやり玉にあがるなど、金正日氏の勝手気ままな振る舞いのしわ寄せを受けた。

美女と幹部の複雑な関係

ところで、金正日氏に気に入られた女性講師はどうなったのだろうか。