北朝鮮「陸の孤島」に送られる20代美女たちの絶望

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは昨年12月27日、「都会の娘が嫁に来る」というタイトルのドキュメンタリー番組を放映した。

1990年にリリースされた同名の歌と、1993年に公開された同名映画のバックグラウンドヒストリーを探るというものだったが、いずれもとかく評判の悪い農村のイメージ改善を図るプロパガンダが制作の目的だった。そこに、なぜ30年経った今、改めて焦点を当てられているのか。

「20代女性」を改造

咸鏡南道(ハムギョンナムド)のデイリーNK内部情報筋は、今月5日に咸興(ハムン)市内の工場、企業所で「青年たちは農村革命の先駆者になろう」というタイトルの講演会が開かれたと伝えた。