金正日に処刑された最高幹部11人の「逸脱行為」

金正恩政権の特徴は、最高幹部に対する国民の評価が意外と高いことだ。働きぶりが評価されているというより、「悪い噂」が少ないといった方が正確かもしれない。もちろん、本当の実態はわからない。ただ、金正恩氏の父である故金正日総書記の時代と比べると、かなり「マシ」に思えるのは事実だ。金正日氏の性生活の乱れ方は良く知られているが、彼の側近たちも相当なものだった。

中でも有名なのが、張成沢(チャン・ソンテク)氏と崔龍海(チェ・リョンヘ)氏だ。張氏は数多くの女性を愛人にしていたことで知られ、崔龍海氏は権力とカネに物を言わせた変態スキャンダルのエピソードまで伝わっている。

そして、彼らの取り巻き達もまた、似たようなものだった。

祖国訪問の在日朝鮮人

東亜日報記者で脱北者でもあるチュ・ソンハ氏は自身のブログで、1995年に11人もの高位幹部が「逸脱行為」を告発され処刑された事件について伝えている。