「愛猫を助けたかった」金正恩命令に逆らったある一家の悲劇
そして運悪く、国境線に張られた鉄条網の近くを歩いていたのを兵士に見つかってしまった。
兵士は猫を追いかけたものの逃げられてしまったが、その逃げ込んだ先がチェさんの家だったことで、猫の飼育がバレてしまったというものだ。
「猫が川を渡るか」
猫はどこかへと連れ去られ、チェさん一家は自宅ではなく、施設での隔離を言い渡された。治療薬はおろか、まともに食事も出されず、収容者はコロナではなく、栄養失調などでバタバタと死んでいるという劣悪極まりない環境だ。もしかすると一家は、猫同様に二度と戻ってこれない可能性もある。