睡眠妨害、電気拷問、殴打…体験者が語る中国当局の拷問実態

あれは何だろうかと思った瞬間、皮膚を引き裂くような苦痛を背中に感じた。同時に全身が雷に打たれたような衝撃に襲われた。

電気拷問だった。電線がまかれた棒を服の中に差し込んで、体のあちこちにくっつけた。そんな拷問が数時間続いた。 皮膚が焼ける匂いがした。髪の毛が逆立つほどの衝撃に全身が包まれた。

中国当局幹部と「舌戦」

睡眠を妨げる拷問の過程では、縦・横・高さが25cmの小さな椅子に数十時間も座らされ、下半身が相当が苦しかったと証言。

また3月29日に拘束されてから3日目からは、手かせを強く締められたまま10時間以上も放置され、手の麻痺が1カ月以上続いたと言う。