睡眠妨害、電気拷問、殴打…体験者が語る中国当局の拷問実態

金永煥氏が明かした中国当局による拷問の実態は、概要として次のとおりだ。

2012年3月29日に逮捕され、4月10日からは眠らせない拷問が始まった。

それ以前にも、夜遅くに調査官がやって来て意味のない話をしたり、午後9時頃にやって来た丹東国家安全局長が「黙秘権を行使するな」という話を午前3時まで続けたり、ということが繰り返されていた。そんなことが続くと、頭が一日中ボーッとするようになる。

しかし、もともと睡眠時間の短い私にとっては、耐えられる範囲のことだった。

それがこの日からは、全く眠らせない方式に変わった。