女性少尉を性上納でボロボロに…金正恩「赤い貴族」のやりたい放題

そんな地獄のような日々は5年にわたって続いた。同僚は、当時の彼女は顔色が悪く、憂うつ感を訴えていたと証言した。

2004年のある日。彼女は休暇を取って沙里院の実家に帰った。両親に会うためではなく、北朝鮮では違法である妊娠中絶手術を受けるためだった。

両親には部隊に戻ると告げたが、戻らずに休暇を延長して、幼馴染の家で過ごしていた。そして遺書を残し、その家の倉庫で自ら命を絶った。5年も続いた地獄に、自らの死を持って終止符を打ったのだ。

韓国に亡命

遺書の内容は秘密に付されたが、「力のない家で生まれたのが罪」「両親にあわせる顔がない」などと書かれていたとの噂が広がった。彼女は、鑑定除隊(病気による除隊)扱いにされ、両親も異議を唱えなかった。いや、できなかったのだろう。