女性少尉を性上納でボロボロに…金正恩「赤い貴族」のやりたい放題

事は、呉氏が咸鏡南道(ハムギョンナムド)の咸興(ハムン)郊外にある海軍東海艦隊司令部で勤務していた1999年まで遡る。背が低く肌が浅黒いことにコンプレックスを抱いていた彼は、自らを担当する看護師の容姿について「背は自分より低く、肌は自分より黒い女性がいい」などと事細かく指定していた。

その条件にピッタリだったのが、中級兵士(上等兵)のキム看護師だ。黄海北道(ファンヘブクト)沙里院(サリウォン)の商業管理所の従業員として働く両親のもとで育った、ごくごく平凡な家の出だったが、肌は白く、スラッとしたスタイルながらも、背は低い点が呉氏好みの女性だった。

「自分専用」の地獄

キム看護師が呉氏の担当になるや、すぐに執拗なセクシュアル・ハラスメントが始まった。昼夜を分かたず頻繁に呼び出し、やがてマッサージをさせるようになった。18歳の彼女には、その場をうまく切り抜ける知恵もなく、彼女を救ってくれる存在もなかった。