金正恩エリートが群がる「美女スタンド」利権の極上サービス

自動車産業の発達は、様々な派生ビジネスを生み出す。その代表格が、ガソリンスタンドだ。主要道路沿いに位置するガソリンスタンドは高収益がほぼ確実で、北朝鮮国内では最高の人気業種のひとつだとされる。そして、そうしたガソリンスタンドの経営権はことごとく、金正恩党委員長の側近、朝鮮労働党幹部のファミリーによって牛耳られていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

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こうしたスタンドの中には、ある特色のあるものがある。20代の美女たちが働く洗車場が併設されているのだ。北朝鮮美人と言えば、中国など海外に展開するレストランが有名だ。中にはアイドル並みの美貌を備えた女性もおり、ネット上で人気が爆発したこともあった。

北朝鮮の場合、目を引くような美女は平壌の芸術学校で英才教育を受けることが多い。金正恩党委員長の妻・李雪主(リ・ソルチュ)氏が卒業した金星学院がその代表格だ。そうした女性らを動員するにも、特権階級のパワーが必要なのかもしれない。

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もともと北朝鮮で人気だったのは、スピードが速い外国製の「洗車機」を備えたスタンドだった。こうしたスタンドには食堂、商店まで併設されている。洗車を待つ客をターゲットに、休憩スペースや食事を提供して客を囲い込む――資本主義国家ではごく当たり前の風景だが、北朝鮮でも総合サービスを提供して利益を上げる概念が浸透しているのだ。

だが、高性能の洗車機を導入するにはカネがかかる。そのためスタンド商売も、当初は外貨稼ぎ会社の独占状態だった。

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これに対して後発組が繰り出したアイデアが「洗車美女」だったのだ。洗車美女は、川や湖に設置された揚水機で汲み上げた水で丁寧に洗車しながら、車内もきれいに磨く。機械洗車より時間はかかるが、丁寧な手洗いで大切な車がピカピカになることから、人気は上々だ。

それだけではない。洗車美女たちに流行のユニフォームを着せたり、道路で呼び込みをさせたりと、ありとあらゆるサービスで売り上げ拡大を狙っている。ここまで来ると、日本のガソリンスタンドも顔負けだ。