北朝鮮の女囚と「濃厚接触」した刑務官が見た快楽と悪夢

当局は「新型コロナウイルスの感染者はゼロ」と言い続けているが、実際は感染者が出ているのではないかという疑念が抱かれている北朝鮮。1月末から非常に強力な防疫体制を取っているが、教化所(刑務所)も例外ではない。

平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、道内の教化所では面会が禁止されている。

ただでさえ環境が劣悪な教化所で、新型コロナウイルスが広まったら大惨事となるのは火を見るよりも明らかだ。受刑者の多くは、家族の食べ物の差し入れで延命しているのが実情。教化所から出される貧弱な食事だけでは、コロナに感染する前に栄養失調で死んでしまう。

(参考記事:若い女性を「ニオイ拷問」で死なせる北朝鮮刑務所の実態

そんな緊張を強いられている状況の中で、价川(ケチョン)教化所の刑務官が、女性受刑者と「濃厚接触」していたことが明らかになった。