北朝鮮の秘密警察幹部、スパイ容疑で逮捕…内部映像を国外に流出
金正恩党委員長は「国外への情報流出、国外からの情報流入」に対して極めて厳しい姿勢を取っている。昨年末には、電話帳を海外に売ろうとした6人が銃殺されている。電話帳には、国家機関の電話番号など北朝鮮が国家機密扱いする情報が掲載されているからだ。
(参考記事:変わらぬ北朝鮮、6人銃殺。理由は「電話帳を売ろうとしたから」)
10月初め、北朝鮮国内の情報を密かに海外に伝える仕事に携わってきた保衛部(秘密警察)の幹部が逮捕された。スパイ容疑での逮捕だけあって、重罰は免れないと思われる。
逮捕されたのは北朝鮮北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)穏城(オンソン)郡の保衛部に所属する幹部だ。