水資源の確保と水質保護活動において対外協力を強化

【平壌3月24日発朝鮮中央通信】朝鮮では、水資源の確保と水質保護を重要な国家的課題とし、その実現のための積極的な措置を講じている。

特に、都市経営部門で対外協力計画を正しく立て、上水道システムの補修、復旧と水質分野における能力強化をはじめエコエネルギーによる給水の実現を円滑に推し進めている。

都市経営省のチェ・ウンスン局長は記者に、近年、駐朝国連児童基金(UNICEF)代表部、スイス外務省協力事務所、欧州連合(EU)協力代表部など、国際機構、政府および非政府機関の協力活動が自然エネルギーによる上水道システムの確立へ志向されていると述べ、次のように語った。

チュチェ106(2017)年に調印された「2017年―2021年の国協力文書」に従って行われる上水道システムの建設および復旧、物質的・技術的土台の強化に向けた活動において一連の成果が収められた。

咸鏡北道と平安南・北道、江原道内の複数の郡の上水道を新たに建設し、ほぼ30の市・郡の自流式上水道システムが正常運営されるようにして、人民の飲料水問題の解決と生活環境の改善に寄与した。

関連単位と駐朝国際機構代表部が参加する水衛生経験討論会、水衛生分科会議などを数回にわたって行って相互の連携と調整を強め、協力活動で収めた成果と経験、提起される難点、今後の活動方向について討論した。

上水道の設計、地下水保護をはじめ複数のテーマの講習も行って、都市経営部門の技術者の能力向上にも寄与した。

今年も同省では、国際機構との協力の下で安全な飲料水供給のための水質分野における能力強化と農村地域で衛生安全管理システムを確立するための活動、水源地区域内で水源を保護するための認識啓蒙活動など、いろいろな活動を展開する計画である。

水衛生分科に関与している全ての国際機構の活動が、わが国家政策の要求に即して人民の生活向上に実質的に寄与できるものになるように調整をより強化していく。---